センテッドペーパーバーク

和名
センテッドペーパーバーク
学名
Melaleuca squarrosa
別名
メラレウカ・スクアローサ、タスマニアンスワンプティーツリー
英名
scented paperbark、Australian swamp tea tree, Tasmanian swamp tea tree
分類階級【目科属】
フトモモ目フトモモ科コバノブラシノキ属
原生地
オーストラリア南東部~タスマニア島 湿地帯には大きな株が自生しています。
樹高
平均的な最終樹高:7m前後 10m程に育つ株もあります。

鉢植え栽培も可能で実生・挿し木共に3年前後で開花し(5月頃)、
一度開花したら毎年花を楽しませてくれます。
樹勢
◎強い
暖地では3月~11月頃まで長い期間成長します。
耐寒性
◎強い
【瞬間的な最低気温がマイナス8℃程の地域まで】

関東北部や東北南部より南の低地では通年屋外管理が可能です。
耐暑性
◎強い

真夏の直射日光の当たる環境環境でも傷みも見られませんが、水切れに弱く
高温の時期は葉っぱがチリチリになってしまうおそれが多いので、注意が必要です。
日照要求量
◎多い

一年を通して直射日光の当たる環境を好みますが、午前中にしっかりと日が当たる場所であれば
多少の日陰の環境でも生育可能です。
栽培難易度
◎とても容易

病害虫にも強く、水切れに注意すれば栽培は容易です。
水の要求量
◎多い

水を好む植物で、生育期は用土の表面が乾いたらたっぷりと与える方法で問題ありません。
特に高温時期の水切れに注意が必要です。
希少性
◎普通

メラレウカの仲間として昔から知られていますが、近年は流通量が少なくなってきました。

備考
ユニークグリーン生産のセンテッドペーパーバークは全て実生苗です。

特徴


センテッドペーパーバークはコップを洗うブラシのような、エキゾチックなクリームホワイト~黄緑色の花を咲かせる、
人気のあるメラレウカの仲間です。

名前のペーパーバークは、成長し大きな株に育つと、紙がはがれるようにべりべりと樹皮が剥がれる姿に由来しています。

耐寒性のある常緑樹で、立体感のある小さな葉も美しく南東北以南なら屋外越冬可能で、お庭のシンボルツリーとしても優秀です。

病害虫にも強く、初めて植物を栽培する方にもお勧めです。

栽培情報


①用土配合について

樹勢が強めで水を好む植物なため、
しっかり水はけを確保しつつ
水持ちの良い用土との相性が良いです。

成長も促進させることをは配慮し、堆肥質の水持ち・肥料持ちの良い
弱酸性から中性の用土をお勧めします。

赤玉土6割+腐葉土or植物性堆肥4割をベースに混ぜたもので栽培可能です。


市販の水はけの確保されたバラの土や観葉植物の土でも代用可能です。

樹勢が強く、株に対してサイズ感の鉢に植えていただければ、
弱酸性から中性の用土で良く育ちます。

②水やりについて

最低気温が5℃を超え、日中暖かくなる時期からゆっくり成長します。

年間通して、一度の水やりは鉢底からたっぷりこぼれだすほど与える必要があります。

※特に生育期は注意が必要で
一度に水を与える量が少ない場合は支障が出ますが、
たっぷり与える分には問題ありません。

③水やりの目安の頻度
☆12月~2月:1週間に1回

用土の表面が白く乾いた場合も、軽く掘り用土が湿っていたら与える必要はありません。

◎冬時期の水やりは、迷ったら翌日以降に行うようにします。


特に霜がおりる恐れのある厳寒期は、用土が湿った状態だと良くないため、
天気予報を常に確認しながら、
雨や寒い日が近い日には水を与えないようにします。

連日続く雨の場合は、軒下などに取り込むのをお勧めします。


※暖かいお部屋で管理する場合は、新芽も展開し生育するため、用土が乾いたらたっぷりと与えます。

室内管理の場合は日照不足の状態になりやすいため
必ず直射日光の当たる環境で管理する必要があります。


☆6月~9月:毎日1回 株に対して小さな鉢植えの場合、1日2回与えても大丈夫です。

◎暑さの続く時期は迷ったら、水やりをする形で問題ありません。

気温が25℃以上の晴れた日は
用土の表面が乾くと、すぐに全体的にも乾きやすくなります。


☆3月~5月、10月・11月:2~3日に1回

用土の表面全体が乾いたら、たっぷりと与えます。

暖地では早春からゆっくりと成長を開始します。


③植え替え・肥料について

鉢内に根が回った際に、2回り前後サイズに鉢増しを行います。

※目安:現在7号鉢の場合、9号鉢または10号鉢植えに鉢増しを行います

植え替え時は根鉢を崩さず、そのままの形で用土をたしていきます。

株元の位置も前の鉢植えと同じにします。

追肥は根が安定する、植え替え後2週間を目安に行います。

固形肥料、液体肥料など全ての肥料を与えることが可能で、
は樹勢が強いため、化成肥料【窒素10-リン酸10-カリ10】など比較的強めのものがお勧めです。

成長しない時期は肥料を吸収できず、マイナスに働くため、
肥料の効く期間を考慮し、生育期のみ与えます。

発生リスクのある病害虫&対策

樹木類に適用のある農薬が使用可能になります。



かなり病害虫には強く、無農薬栽培でもきれいに育てることが可能です。

堆肥や腐葉土の腐植質の用土を使用する際は、用土の中に
コガネムシやネキリムシなど幼虫の発生のリスクは常にあります。
※農薬使用の場合は、商品パッケージに記載の用法用量は従ってください。


お勧めの殺虫剤:スミチオンやモスピラン(コガネムシやカミキリムシなど大きめな害虫対策)、
ゼンターリ顆粒水和剤(ヨトウムシ対策に有効)
ダイアジノンSLゾル(土壌潅水するとコガネムシ幼虫に有効)

お勧めの殺菌剤:トリフミン(治療目的)、ペンコゼブ水和剤(予防目的)、
トップジンM水和剤やベンレート水和剤(治療&予防目的)

水やりを行う際に葉水をしてあげると、水が苦手なハダニやうどんこ病の予防にもなります。

ベニカxファインスプレー(樹木類に適用あり)など、
殺菌、殺虫効果のある複数の種類の成分が含まれたものがあると
発生時や予防に便利です(^^)

地植えする際の注意点


地植えの適期:4月上旬~6月下旬
※関東北部や東北南部の低地より南の地域可能になります。
【瞬間的な最低気温マイナス8℃程までの地域】

木質化の進んだ(4号苗以上の株で6号苗以上のサイズが理想)で行います。

秋にも地植え可能ですが、木質化が進んでいない株は越冬できない場合があります。

厳寒期は株元にウッドチップや堆肥を敷き詰め、保温効果を高めてあげると株に優しいです。

寒風が吹き付ける際は、不織布で株を覆ったり、ビニールカバーなどをかぶせてあげると
より安心です。

植え付け時は地面と株元の位置は同じくらいに行い、
株を囲むように周りに土を盛り、株に水が溜まりやすいようにします。


その後たっぷりと水やりを行います。(理想は2回に分けて行う)
※目安として10リットルの水を2回 2回目は10分から15分後に行います。


植え付け後は、酷暑が続く場合以外は水やりをする必要がありません。


生育期は定期的な追肥をすることで、良い成長をします。

※追肥は植え付け2週間程経ってから、しっかり根が安定してから行う必要があります。
用法用量は商品説明に従ってください。


例:IB肥料【窒素10-リン酸10-カリ10】など比較的強めのものがお勧めです。


人間と同じくミネラル分も健康な生育には欠かせないため、ミネラル資材を使用するのも
非常にお勧めです。