シロバナタンポポ Taraxacum albidum 日本在来種

和名
シロバナタンポポ Taraxacum albidum 日本在来種
学名
Taraxacum albidum
別名
ホワイトダンディライオン
英名
White dandelion
分類階級【目科属】
キク目キク科タンポポ属 多年草 宿根草
原生地
日本【本州~九州地方】 西日本に多く自生しています。
樹高
草丈:30㎝~50㎝【地植えまたは、大きめの植木鉢やプランターで栽培の場合】

樹勢
強い
耐寒性
◎とても強い:マイナス10℃程までを目安
北海道でも一部の地域で越冬しています。

霜に長く当たると地上部分は枯れ、根のみ生存します。

暖地でベランダ栽培や暖かい屋外の場合は、葉を残します。
耐暑性
◎強い:真夏の直射日光の当たる環境下の場合、地上部分は枯れ、根のみ生存します。

夏場に半日陰での管理やベランダ栽培の場合、葉は残ります。
日照要求量
◎多い:春・秋・冬は遮光直射日光の当たる環境で管理し、
夏場は半日陰での管理をお勧めします。
栽培難易度
◎とても育てやすい
水の要求量
◎多い:水を好む
希少性
◎普通~比較的珍しい
※苗としての店舗販売は稀ですが、通販では良く流通します。
備考
ユニークグリーン生産シロバナタンポポ苗は、全て種子から育てた実生苗になります。

基本的に一年を通して苗の在庫がございます。【一年目実生苗:300円 越冬株:350円】

特徴

シロバナタンポポは、非常に愛らしい見た目のタンポポで日本在来の植物になります。
関東地方以北では稀ですが、西日本では良く見られ、中国地方では多く自生します。

カンサイタンポポとケイリンタンポポの自然交配により生まれた種類と推測されており、
ほぼほぼ全ての株が5倍体【2n=40】で、単為生殖の形をとり
種子から発芽してできた株は、遺伝的に同じの親株のクローンになります。

他のタンポポ属の種と比較して、発芽率が低めになります。

◎シロバナタンポポの種まき:
軽く種子に触れる程度の覆土、手の甲での鎮圧、日中20℃前後夜5℃以上、光をしっかり当てる
種子に水をかけたら発芽するまで乾かさない(強風環境でなく、適度な空気の流れある屋内やベランダ管理が理想)

上記を意識するだけでも発芽率が上がります。


葉っぱ・花共にリクガメ、イグアナ等の草食爬虫類に対して嗜好性がとても高く
個体差も少なめで、多くの種類の食事のバリエーションにお勧めです。

大鉢やプランター栽培では良く葉を伸ばし、比例して花数も増えますが、
良く伸びた場合でも50㎝程なため、
ゾウガメやケヅメリクガメなど大型種類の場合は、どうしても物足りなさがあります。
※大型種の場合、苗としてのバリエーションとして桑やハイビスカス・ローゼルとの併用をお勧めします!


栽培情報

①用土配合について

しっかり水はけを確保しつつも、水持ちの良い堆肥質な用土との相性が良いです。

弱酸性から中性の用土を好み
赤玉土小粒6、7割+腐葉土or植物性堆肥3、4割をベースの用土で良く育ち
市販の水はけの確保されたバラの土や観葉植物の土、野菜の土でも代用可能です。

基本的に極端なphでなければ育つ丈夫な植物ですが、上記を意識していただくとより綺麗に生育します。

②水やりについて

最低気温が3℃を超え、日中暖かくなる時期からゆっくり成長します。

年間通して、一度の水やりは鉢底からたっぷりこぼれだすほど与える必要があります。

※特に生育期は注意が必要で
一度に水を与える量が少ない場合は支障が出ますが、
たっぷり与える分には問題ありません。

③水やりの目安の頻度
☆12月~2月:3日~1週間に1回
※暖地やベランダ栽培の場合は緩やかに成長しています。
また根が良く張り、鉢が株のボリュームに対して小さい場合は
用土も乾きやすくなります。

◎冬時期の水やりは、迷ったら翌日に行うようにします。
連日続く雨の場合は、軒下などに取り込むのをお勧めします。

※暖かいお部屋で管理する場合は、用土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。

室内管理の場合は日照不足の状態になりやすいため
必ず直射日光の当たる環境で管理する必要があり、
基本的に屋外管理、ベランダ管理をお勧めします。

☆6月~9月:毎日1回 状況に応じて2回

気温が25℃以上の晴れた日は
用土の表面が乾くと、すぐに全体的にも乾きやすくなるため、
朝のうちに与えて問題ありません。


☆3月~5月、10月・11月:基本的に1日に1回 
※植え替え直後等の用土に余裕がある状態、
現在用土が湿っており、翌日雨や曇りの日は与えなくても良いです。

この時期は迷ったら水やりを行ってください。

③植え替え・肥料について

鉢内に根が回った際に、2回り前後サイズに鉢増しを行います。

※目安:現在3号鉢の場合、5号鉢または6号鉢植えに鉢増しを行います

植え替え時は基本的に根鉢をあまり崩さず、そのままの形で用土をたしていきます。
株元の位置も前の鉢植えと同じにします。

追肥は根が安定する、植え替え後2週間を目安に行います。

成長しない時期は肥料を吸収できず、マイナスに働くため、
肥料の効く期間を考慮し、生育期のみ与えます。

発生リスクのある病害虫&対策

◎比較的病害虫には強く、
無農薬でも容易に栽培可能な植物です。

稀にアブラムシの発生リスクがあります。

☆アブラムシやハダニ、コナジラミ対策として有機栽培にも使用でき
脂肪酸グリセリドを主成分にした資材【サンクリスタル乳剤等】がお勧めです。
※特に草食傾向のある爬虫類のご飯にする場合

上記の資材は、物理的に害虫に対して気門封鎖を行うため、耐性を持たず
直接害虫に対して洗い流すように散布する必要があります。

他の資材との混用すると、薬害が発生する場合が往々にして起こりえます。

また粘着くんなど、でんぷん主成分の資材も有効です。

シロバナタンポポは病害虫に強いため、上記の方法でほぼ対策可能です。

地植えする際の注意点

地植えの適期:3月中旬~5月下旬
※根鉢を崩さずに植えていただく場合は通年可能ですが、
真夏は極力避けてください。

マイナス10℃を目安の耐寒性があります。
※北海道でも一部の地域で越冬しています。

タンポポ類は深く根を伸ばします。

植え付ける際は鉢サイズの倍ほどの深さを掘ってからの植え付けをお勧めします。

植え付け直後はたっぷりと水やりを行います。(理想は2回に分けて行う)
※目安として5リットル以上の水を2回 2回目は10分から15分後に行います。

植え付け後一カ月弱は、水切れに注意してください。
根が安定後にも酷暑が続く日は、水やりを行っていただくのをお勧めします。
※水を好む植物なため、迷ったら与えていただいて問題ありません。

生育期は定期的な追肥をすることで、良く反応し葉が伸びます。
※追肥は植え付け2週間程経ってから、しっかり根が安定してから行う必要があります。
用法用量は商品説明に従ってください。

例:希釈で調整できる液体肥料、5:5:5等の優しめな肥料がお勧めです。
爬虫類のご飯としてご活用される場合は生産効率が上がります。

人間と同じくミネラル分も健康な生育には欠かせないため、ミネラル資材を使用するのもお勧めです。