オオバコ類 爬虫類の食事バリエーションになる種類

和名
オオバコ類【本ページでは9種類を記載】
学名
Plantago属 
別名
車前草(シャゼンソウ)、轍草(ワダチグサ)、相撲取り草、ミチボウキ、カエルッパ
英名
plantain
分類階級【目科属】
オオバコ科オオバコ属
原生地
日本・東アジア全域・アメリカ・ヨーロッパ・アフリカ
樹高
草丈:10㎝~50cm
※種類により異なります。
樹勢
強健
耐寒性
※番号はページ写真の掲載順になります。
①オオバコ
学名:Plantago asiatica
➡とても強い 北海道にも自生する
※ベランダ栽培など寒風を防げる環境なら葉を残す

②プランタゴ・メディア
学名:Plantago media
➡とても強い 
※ベランダ栽培など寒風を防げる環境なら葉を残す

③エルバステラ(セリバオオバコ)
学名:Plantago coronopus
➡とても強い
※ベランダ栽培など寒風を防げる環境なら葉を残す

④オニオオバコ ロスラリス
学名:Plantago major "Rosularis"
➡とても強い
※ベランダ栽培など寒風を防げる環境なら葉を残す

⑤セイヨウオオバコ プルプレア
学名:Plantago major "Purpurea
➡とても強い
※ベランダ栽培など寒風を防げる環境なら葉を残す

⑥セイヨウオオバコ パープル パーバージョン
学名:Plantago major "Purple Perversion"
➡とても強い
※ベランダ栽培など寒風を防げる環境なら葉を残す

⑦セイヨウオオバコ 斑入り
学名:Plantago major variegata
➡とても強い
※ベランダ栽培など寒風を防げる環境なら葉を残す

⑧プランタゴ・パルマタ
学名:Plantago palmata
➡普通 ※アフリカの標高の高い地域に自生 
ハウス内・ベランダなど寒風防げる環境なら、マイナス1℃程まで
屋外管理だと天気予報で気温2℃程でも葉が傷む

⑨ヘラオオバコ LIBOR
学名:Plantago lanceolata "LIBOR"
➡とても強い
※ベランダ栽培など寒風を防げる環境なら葉を残す


耐暑性
➡①~⑨まで共通
暑さには強いですが、真夏の酷暑時の直射日光では葉が傷み、
地上部が枯れるために半日陰での管理をお勧めします。

秋にはまた葉が出てくるために、地上部分が枯れこんだ場合も水やりをしっかりと継続してください。


※番号はページ写真の掲載順になります。
①オオバコ
学名:Plantago asiatica
②プランタゴ・メディア
学名:Plantago media
③エルバステラ(セリバオオバコ)
学名:Plantago coronopus
④オニオオバコ ロスラリス
学名:Plantago major "Rosularis"
⑤セイヨウオオバコ プルプレア
学名:Plantago major "Purpurea
⑥セイヨウオオバコ パープル パーバージョン
学名:Plantago major "Purple Perversion"
⑦セイヨウオオバコ 斑入り
学名:Plantago major variegata
⑧プランタゴ・パルマタ
学名:Plantago palmata
⑨ヘラオオバコ LIBOR
学名:Plantago lanceolata "LIBOR"

日照要求量
日向~半日陰

※継続して葉の収穫を行いたい場合は、夏時期は半日陰での管理をします。

通常半日陰で管理をしていた際に出た葉っぱは、急に直射日光の当たる日向の管理に切り替えると葉焼けをします。
栽培難易度
◎容易
※植物栽培初心者の方にもお勧めです。
水の要求量
◎多い

表面が乾いたら行います。
株が充実した際は要求量も増えます。

3月~11月の生育期は、迷ったら与えてください。
希少性
※番号はページ写真の掲載順になります。
①オオバコ
学名:Plantago asiatica
➡日本在来種で普通種ですが、苗としての流通は比較的珍しい

②プランタゴ・メディア
学名:Plantago media
➡比較的珍しい

③エルバステラ(セリバオオバコ)
学名:Plantago coronopus
➡普通 種子の入手は容易
近年認知度が急速に上がっています

④オニオオバコ ロスラリス
学名:Plantago major "Rosularis"
➡普通種 通販でも入手可能

⑤セイヨウオオバコ プルプレア
学名:Plantago major "Purpurea
➡少し珍しい

⑥セイヨウオオバコ パープル パーバージョン
学名:Plantago major "Purple Perversion"
➡少し珍しい

⑦セイヨウオオバコ 斑入り
学名:Plantago major variegata
➡少し珍しい

⑧プランタゴ・パルマタ
学名:Plantago palmata
➡とても珍しい 日本国内での流通は2024年春時点では皆無

⑨ヘラオオバコ LIBOR
学名:Plantago lanceolata "LIBOR"
➡LIBORという多収性の品種になり、この品種の苗の流通は珍しい
備考
当農場生産の草食傾向のある爬虫類が食べられるオオバコ類のデータベースになります。

2024年春現在、9種類生産販売しています。

上記の他に観賞用のオオバコも2種類生産しています。

生産状況や販売につきましては、SNS、公式LINEからお問い合わせをいただけましたら幸いです。
※販売可能苗があっても在庫がECサイトにはアップできていない場合がございます。

特徴

当ページのデータベースでは9種類のオオバコについて各特徴を記載します。
共通項目も多いため、一口メモになります。

当農場では、種子から育てる実生苗で生産しております。

※番号はページ写真の掲載順になります。
①オオバコ
学名:Plantago asiatica
分布:日本、朝鮮、中国、台湾、インドネシア、ミャンマーなどアジア広域
地植えや大きなプランターなどで栽培をすると草丈40cm以上になり、性質も強健です。

オオバコの中では播種からの初期生育も早く、日本在来種でもあり、爬虫類のご飯のバリエーションとしてお勧めの種類になります。

苗をお迎えいただいた年内に開花するため、繁殖も可能です。

②プランタゴ・メディア
学名:Plantago media
分布:ヨーロッパ広域(イギリスを含む)

薄ピンク色の可愛いお花を咲かせ、卵型の葉っぱが特徴の少し珍しいオオバコです。
日本国内では流通は少なめですが、栽培は他のオオバコと同様に容易です。

爬虫類のご飯のバリエーションとして育てて可愛く、楽しませてくれます。

③エルバステラ(セリバオオバコ)
学名:Plantago coronopus
分布:ヨーロッパ、西アジア、北アフリカ

サラダ野菜としても人気で美味で、リクガメなどの嗜好性が高めです。
当農場の苗は、国内流通する種子とは違うルートのものから生産しています。
近年爬虫類のご飯としての認知度が高まっている種類です。
こぼれ種から良く殖え、栽培も容易です。
多年草ですが、小さな株に対して種子をつけすぎると、短命になります。

④オニオオバコ ロスラリス(セイヨウオオバコ)
学名:Plantago major "Rosularis"
分布:ヨーロッパとアジアの広範囲
セイヨウオオバコの突然変異の固定品種で、夏時期にくしゅくしゅとした独特な花が上がってきます。

爬虫類の嗜好性も高めで、観賞価値と両立できます。

①のオオバコと比較して、初期生育はゆっくりめですが、性質強健で肉厚の大きな葉っぱをつけます。

⑤セイヨウオオバコ プルプレア
学名:Plantago major "Purpurea

分布と種類としては④と同様になります。
赤紫色の葉っぱが観賞価値もあり、赤色に反応する爬虫類ちゃんにはバリエーションとしてお勧めです。

しっかりと光に当たることで、赤色の発色も強くなります。

当農場では、山野草としてのお迎えの需要もあります。

⑥セイヨウオオバコ パープル パーバージョン
学名:Plantago major "Purple Perversion"

分布と種類としては④と同様になります。
赤紫色のギザギザの葉っぱとオーナメンタルな改良固定品種です。

山野草としても人気があり、爬虫類のご飯としてはマニアックなバリエーションとなります。

⑦セイヨウオオバコ 斑入り
学名:Plantago major variegata
分布と種類としては④と同様になります。

斑入り品種というと弱いイメージがありますが、性質強健で夏時期を除いては直射日光の当たる日向で管理をしています。
時期に応じてしっかりと光を当てることで、斑入りもはっきりとし、日照が不足すると緑一色になる場合もあります。

原種と比較したら草勢・生産効率は若干落ちますが、お客様の複数のカメちゃんでオオバコの中では斑入りを最も好むという声をいただいているために
バリエーションとして生産しております。

斑の出方に1株1株個性があり、当農場では観賞植物・山野草としても人気があります。

⑧プランタゴ・パルマタ
学名:Plantago palmata
分布:エチオピア・ジンバブエ・モザンビークなどの熱帯アフリカの山地

現在日本国内での流通は皆無で、とてもマニアックな原種のオオバコになります。

今回記載のオオバコたちと比較して若干寒さに弱く、霜や寒風の当たる屋外環境だと葉が傷みます。
上記の環境では一晩で傷むため、しっかりと根が張った株であれば、綺麗な葉を残し起点にすることでリカバリーも可能です。

氷点下前後の温度帯でもベランダや無加温温室など、ゆっくりと寒風を防ぎつつ温度が下がる環境では傷みがほとんどありません。

日本での爬虫類の嗜好性については、身近のデータは数件で、私の飼育しているアルダブラゾウガメは好んでおります。

⑨ヘラオオバコ LIBOR
学名:Plantago lanceolata "LIBOR"
分布:ヨーロッパ原産

ヘラオオバコの多収性の改良品種になります。
イギリスなど涼しい地域で、牧草としても利用されております。

性質は強健です!

ヘラオオバコ

栽培情報

☆上記9種類共通になります。

総じて夏時期の直射日光は避けつつも、それ以外の季節ではしっかりと太陽に当てることで
良質な分厚い葉っぱの元気な株に育ちます。

用土についても弱酸性から中性の範囲であれば、畑でも市販の培養土でも良く育ちます。

葉の生産効率を求める場合は、生ふかふか堆肥質で水持ち肥料持ちが良く、しっかりと空気の層を保てる用土をお勧めします。

アフリカに自生するプランタゴ・パルマタはやや耐寒性が低いため、
冬時期も綺麗に葉を維持したい場合は、霜の降りない環境での栽培をお勧めします。

用土配合

☆上記9種類共通になります。
ph6前後~ph6.5の弱酸性~中性に近い用土で良く育ちます。


ヤシガラ資材や堆肥、くん炭、ゼオライトなどを混ぜることで、上記のphに近づいてきて
肥料持ち・水持ちに優れ、しっかりと気層を確保し水はけのバランスの良い用土となります。

葉っぱの収穫効率を高めるためには、堆肥質なふかふかな用土が相性が良いです。

Ⓐ市販で入手しやすい自作用土例:
Ⅰ.赤玉土7割+腐葉土3割
Ⅱ.赤玉土7割+完熟バーク堆肥3割
Ⅲ赤玉土7割+あく抜き・塩抜きされたヤシガラ資材3割

上記に1割ほどくん炭やパーライト・ゼオライトなどを追加するのもお勧めです。

Ⓑこだわりたい方向け用土例:
ココピート3割+赤玉土小粒3割+バーク堆肥or菌床堆肥3割+くん炭1割
※上記にイソライトを1割追加
土を良くするために有機ぼかし肥料・ミネラルなども適量追加

Ⓒ市販の培養土で代用例:
野菜の土・観葉植物の土・バラの土で栽培可能です。

あまりに価格が安いものやべちゃっとした用土の場合、
完熟バーク堆肥を3割、パーライト・くん炭を1割ほど混ぜてあげるのをお勧めします。

水やりについて

☆全季節共通で1度の水やりは鉢底からたっぷりあふれ出るほど与えます。
根っこは水を求めることで伸長するため、しっかりと乾かすことと水やりすることのメリハリが大切になります!

本ページ記載のオオバコ類は上記用土配合のようなバランスで、湿った環境を好みます。

◎3月~5月(春時期):乾いたらたっぷりと与える
しっかりとボリュームのある株なら、気温20℃以上晴れが続く場合は毎日1回
通常雨ざらし管理で問題ありません。
水やりの判断に迷ったらあげる形をお勧めします。

暖かく良い季節になってからとは言え加温していた管理から

◎6月~8月(夏時期)
晴れた日は毎日与える
雨ざらしで管理します。

◎9月~11月(秋時期)
真夏時期を過ぎ、この時期からオオバコは草勢を回復します。
春に植えた場合、株のボリュームもあるため、気温の高い日は毎日水やりをして問題ありません。

水やりの判断に迷ったらその日は与えてください。

常時雨ざらしで問題ありません。

◎12月~2月(冬時期)
用土の表面が乾いたら与える。
2日~3日に1度が目安になりますが、
ベランダなど寒風や霜を防げる暖地の冬時期では成長もするため、
用土が乾くなら頻度を上げて問題ありません。

苗のボリュームが小さい時や生育が芳しくない際は、冬時期の水やりは
迷ったらあげないようにしてください。

雨ざらし管理で問題ありません。

肥料と剪定

☆肥料について

固形肥料・液体肥料様々なものが使用できます。

匂いが気にならない方は有機ぼかしの肥料がお勧めです。

液体肥料は希釈倍率が調整できるメリットがあり、IB肥料など加水分解で強めの化成肥料を使用する場合は規定量よりやや少なめからの施肥をお勧めします。

それぞれの肥料によって、効果の続く期間が異なります。

お持ちの肥料で適正な量に迷った際などは公式LINEやDMでご連絡いただけましたら、サポートいたします。
※栽培全般もサポートいたします。


☆収穫&日常管理
爬虫類のご飯として、葉っぱは常に収穫して問題ありません。
宿根草のため、根だけで丸裸にしてもまた葉を出しますが
葉を数枚残しておくことで、起点となりまた増えやすくなります。

傷んだ黄色~茶色の葉は常に取り除くことで、株に対しての風通しも良くなり
緑色の葉っぱがより元気になります。

植え替えについて

◎3月中下旬から5月頃などがより行いやすいです。

根鉢が形成された株であれば、よほどの厳寒期・猛暑時期を除けば、
時期を問わずに行うことができます。

大きなプランターや植木鉢、お庭や畑に地植えする場合も
根鉢を崩さずにそのままの状態で用土を足すように行います。

追肥は植え替え2週間後を目安に行います。

発生リスクのある病害虫&対策

ハダニ、アブラムシ、コナジラミなどの発生リスクがありますが、無農薬でも綺麗に育てることが可能です。

上記の虫が発生した場合、粘着くんなどのでんぷん資材・脂肪酸グリセリドなど
耐性を持たせずに物理的に防除でき、散布後翌日に収穫可能で
ペットにより安全性の高いものの使用からお勧めします。

地植えする際の注意点

地植えをする場合は、根をより張りやすくするために、深めに穴をほることをおすすめします。
元が良い土の場合、培養土を半分ほど混ぜてから戻しながら作業を行います。

追肥は植え替え2週間後を目安に行います。

よくいただくご質問

Q1:オオバコは多年草になりますか?


A.はい!
多年草になりますが、おおよその寿命は数年と短命なります。
その分繁殖しやすいため、是非チャレンジしてください。

Q2:私は植物を育てるのが初めてですが、管理は難しいでしょうか?
A上記のオオバコ類は.植物栽培が初めての方にも育てやすい植物になります。
状態良く育てるためには、しっかりと日照が必要になるためそれを確保できる環境で栽培をご検討いただけたらと存じます。
植物栽培においては、特に午前中の日照が大切になります。
※1日の中で最も光合成が活発なのは午前7時から9時と言われています。

Q3:リクガメを飼育しており、嗜好性の高いオオバコはどれになりますか?
A.上記のオオバコ類はどれも比較的嗜好性が高めになりますが、
どれか3種類を選ぶとしたらオオバコ、オニオオバコ、エルバステラとなります。

Q4:タンポポなど異なる種類のカメ食植物との混植は可能でしょうか?
A.はい!タンポポなど草丈の低めの植物との混植は問題ございません。

プランターや鉢栽培の場合、ハイビスカス・ローゼルや桑など比較的大型の植物との混植は
お互いに収穫効率のパフォーマンスを最大限にいかせないためにあまりお勧めできません。
好む用土や水分量など栽培環境は共通なため、お庭や畑に植える際はお勧めできます。