モリンガ・オレイフェラ

和名
モリンガ・オレイフェラ
学名
Moringa oleifera
別名
ワサビノキ、マルンガイ、カムンガイ
英名
Drumstick tree
分類階級【目科属】
アブラナ目ワサビノキ科ワサビノキ属
原生地
原生地はヒマラヤより下の南アジアと言われております。 インド、アフリカで多く生産されています。
樹高
野生化だと10m~20m

鉢植え栽培のコンパクトに栽培可能で、盆栽鉢のような小さな鉢で育てることも可能です。
※上記写真の盆栽鉢植えは平均播種後3年以上の株になります。
コンパクトですが、年数が経つにつれ味が出て、魅力が増していきます(^^)


気温の高い生産地だと1年で4mほどに成長する場合があります。
樹勢
樹勢は非常に強いです。

非常に成長が早く、気温が高くなると1日2㎝~3㎝程成長します。

反面、最低気温が15℃以下になってくると、成長がおだやかになり、
平均気温10℃前後の環境だと成長は止まってきます。

霜に当たるとほぼ枯れてしまいますが、地植えにすると巨大になります。

耐寒性
やや弱い(最低気温が3℃以上で管理するのが望ましいです) 冬場気温が低くなる環境では落葉します。

※観葉植物としては強い方(パキラやガジュマルよりやや強い)です。

ユニークグリーンで生産する、塊根仕立て苗はさらに寒さに弱いため、最低気温5℃以上で管理するのが望ましいです。
耐暑性
非常に強い(日本国内で栽培する場合、ほとんど心配はありません)

最近浜松は40℃を超える日がありましたが、全く暑さによる弊害はありません。
※遮光されない直射日光の当たる環境で管理

気温が高い(特に成長が進む夏時期)と用土がすぐ乾くため、水切れに注意が必要です。
日照要求量
◎非常に多い

一年を通じて、遮光されない直射日光の当たる環境で栽培する必要があります。


日照が不足すると、徒長してしまう場合があるため、注意が必要です。
栽培難易度
普通~やや容易  ※塊根仕立ての苗は綺麗に育てるには剪定や夏場は水やりの頻度を多めにしたり、やや意識が必要です。
水の要求量
多い ※季節による  夏時期の要求量は特に多いですが、乾燥に強いです。 塊根仕立ての盆栽鉢植えなど株に対して小さめな鉢植えの場合は生育期は水切れに注意が必要です。
希少性
比較的ポピュラーで、3号苗中心に5月頃から市場にも多く流通します。しかし大きな苗の流通は稀で、塊根仕立ての苗は貴重です。 じっくりと長く管理した苗を提供させていただきます。
備考
ブログでも改めて紹介させていただきます。

特徴

モリンガ・オレイフェラはスーパーフードとして流通する最もポピュラーな種類になります。
葉っぱ、種子、鞘、根っこなどほとんどの部分が食用になります。

葉っぱは、全野菜の中でもトップクラスの栄養価があります。

脂溶性ビタミン(A,D,E,K)は油で炒めると吸収効率が上がるため、炒め物にもお勧めです(^^)


ユニークグリーンでは塊根仕立ての苗(実生苗)も生産しております。
※矮化剤は一切使用しておりません。
モリンガ実生苗は他の塊根植物同様、株元がぷっくりと膨らむ傾向があります。

オンブー同様、個性豊かで一株一株特徴があります。

栽培情報

①用土配合について

日本と比較して半分ほどの降水量の少ない地域に自生しているため、
多くの時期を雨ざらしの環境で屋外管理する場合、
しっかり水はけを確保する用土で育てる必要があります。

しかし成長も促進させることをは配慮し
堆肥質の水持ち・肥料持ちの良い
弱酸性から中性の用土をお勧めします。

軽石や砂などの割合が多くなりすぎると成長がやや遅くなります。

赤玉土6割+腐葉土or植物性堆肥4割をベースに、パーライト・くん炭を1割
川砂を2割ほど混ぜたもので栽培可能です。

市販の水はけの確保されたバラの土や観葉植物の土に
半分量程の割合の多肉・サボテンの用土を混ぜたものでも代用が可能です。

乾かし気味に管理することができれば、気層と水はけの確保された、
通気性の良い用土なら特に神経質になる必要はありません。

②水やりについて

最低気温が10℃を超え、日中暖かくなる時期からゆっくり成長します。

年間通して、一度の水やりは鉢底からたっぷりこぼれだすほど与える必要があります。
※特に生育期は注意が必要で
一度に水を与える量が少ない場合は支障が出ますが、
たっぷり与える分には問題ありません。

③水やりの目安の頻度

☆12月~2月:1週間~2週間に1回

用土の表面が白く乾いた場合も、軽く掘り用土が湿っていたら与える必要はありません。
※冬時期の水やりは、迷ったら翌日以降に行うようにします。

芽が展開しない冬時期は成長が止まり、モリンガは比較的乾燥を好むことを意識し
この時期の水やりは控えめにしてください。

特に霜がおりる恐れのある厳寒期には屋外に出さず、

本格的な冬が始まる直前まで屋外管理をしている場合は
雨や寒い日が近い日には水を与えないようにします。

連日続く雨の場合は、水やりを直前にしていた場合は軒下などに取り込むのをお勧めします。

※暖かいお部屋で管理する場合は、新芽も展開し生育するため、用土が乾いたらたっぷりと与えます。

室内管理の場合は日照不足の状態になりやすいため
必ず直射日光の当たる環境で管理する必要があります。


☆6月~9月:毎日1回 盆栽仕立てなど株に対して小さな鉢植えの場合、1日2回与えても大丈夫です。

◎暑さの続く時期は迷ったら、水やりをする形で問題ありません。

気温が25℃以上の晴れた日は
用土の表面が乾くと、すぐに全体的にも乾きやすくなります。


☆3月~5月、10月・11月:3日~5日に1回

用土の表面全体が乾いて1日後を目安に与えます。

塊根仕立てや盆栽鉢植えはやや水やりの頻度を増やした方が良いです。

樹勢に応じて、調整する必要があり
寒い際は与える必要がなく、モリンガの場合、この時期も
迷ったら与えず、翌日以降にすることをお勧めします。

③植え替え・肥料について

根鉢を崩さないで鉢増しをする場合は
厳寒期の屋外管理以外ではいつでも可能です。

※鉢内に根が回った際に、2回り前後サイズに鉢増しを行います。

※目安:現在7号鉢の場合、9号鉢または10号鉢植えに鉢増しを行います

植え替え時は根鉢を崩さず、そのままの形で用土をたしていきます。

株元の位置も前の鉢植えと同じにします。


根を大きく動かす場合や、
同じ鉢植え内で根をほぐしながら用土替えをする場合は
真夏・真冬を避けていただくのをお勧めします。
※この場合の植え替え後1週間は用土が湿っていても毎日1度お水やりを行ってください。


追肥は根が安定する、植え替え後2週間を目安に行います。

固形肥料、液体肥料など全ての肥料を与えることが可能で、
有機肥料やぼかし肥料、化成肥料【窒素10-リン酸10-カリ10】などが使用可能です。

成長しない時期は肥料を吸収できず、マイナスに働くため、
肥料の効く期間を考慮し、生育期のみ与えます。

発生リスクのある病害虫&対策

モリンガは樹木類に適用のある農薬が使用可能になります。【静岡県病害虫防除所様に確認済み】




果樹やバラなどと比較して被害は甚大でないですが、
葉っぱはヨトウムシ類・稀にコガネムシの成虫による食害があります。

堆肥や腐葉土の腐植質の用土を使用する際は、用土の中に
コガネムシやネキリムシなど幼虫の発生のリスクは常にあります。

※農薬使用の場合は、商品パッケージに記載の用法用量は従ってください。


お勧めの殺虫剤:スミチオンやモスピラン(コガネムシやカミキリムシなど大きめな害虫対策)、
ゼンターリ顆粒水和剤(ヨトウムシ対策に有効)
ダイアジノンSLゾル(土壌潅水するとコガネムシ幼虫に有効)

お勧めの殺菌剤:トリフミン(治療目的)、ペンコゼブ水和剤(予防目的)、
トップジンM水和剤やベンレート水和剤(治療&予防目的)

水やりを行う際に葉水をしてあげると、水が苦手なハダニやうどんこ病の予防にもなります。

ベニカxファインスプレー(樹木類に適用あり)など、
殺菌、殺虫効果のある複数の種類の成分が含まれたものがあると
発生時や予防に便利です(^^)

地植えする際の注意点

基本的に冬時期は室内で管理するのをお勧めいたします。

◎地植えの適期:5月~7月中旬
※真冬でも霜がほとんどおりない地域のみ可能になります。

※モリンガは暖地ではベランダ栽培では高い確率で越冬が可能ですが、
屋外では厳寒期は株元にウッドチップや堆肥を敷き詰め
保温効果を高めてあげる必要があります。

寒風が吹き付ける際は、不織布で株を覆ったり、ビニールカバーなどをかぶせてあげると
より安心です。


植え付け時は地面と株元の位置は同じくらいに行い、
株を囲むように周りに土を盛り、株に水が溜まりやすいようにします。


その後たっぷりと水やりを行います。(理想は2回に分けて行う)
※目安として10リットルの水を2回 2回目は10分から15分後に行います。


植え付け後は、酷暑が続く場合以外は水やりをする必要がありません。


生育期は定期的な追肥をすることで、良い成長をします。

※追肥は植え付け2週間程経ってから、しっかり根が安定してから行う必要があります。
用法用量は商品説明に従ってください。


人間と同じくミネラル分も健康な生育には欠かせないため、ミネラル資材を使用するのも
非常にお勧めです。