レインボーユーカリ

和名
レインボーユーカリ
学名
Eucalyptus deglupta
別名
ミンダナオガム、レインボーガム、レインボーツリー
英名
rainbow eucalyptus,rainbow gum
分類階級【目科属】
フトモモ目フトモモ科ユーカリ属
原生地
ミンダナオ島、スラウェシ島、ニューギニア島、ニューブリテン島、セラム島 ※オーストラリア以外の地域に自生するユーカリです。
樹高
原生地での平均的な樹高:30m~45m ※原生地での巨大な株は75mになるものあります。

※地植えする際は、構造物や建物の近くには植えないことをお勧めします。

成長が非常に早く、建物をひっくり返す恐れがあります。
樹勢
◎非常に強い

生育環境が適した土壌に地植えにすると、1年目は2m~3m前後、2年目は5m以上、その後は年間3m~4m程伸びます。
耐寒性
※株の血筋により異なるため、販売店さんに確認するのをお勧めします。

◎耐寒性のあるタイプ:マイナス4℃~5℃

◎非耐寒性タイプ:1℃~3℃まで
※木質化がしっかりと進み、2m前後に育った株では
マルチングや不織布で覆い、寒風から守る管理をしてあげると
暖地では屋外越冬も可能です。


ユーカリの仲間では、やや弱い方です。 

ユニークグリーンでは10の違う産地からの種子を輸入したうえで、
2つのパターンの実生苗(他1つは試験的に生産)に絞りました。
耐暑性
◎とても強い

日本国内では真夏の直射日光下でも問題ありません。
日照要求量
◎非常に多い
一年を通して遮光されない、直射日光の当たる環境で栽培する必要があります。

盆栽仕立てなど、室内で育成灯でも栽培が不可能ではありませんが、
ペンタキープやペンタガーデンなど葉緑体を増やし、光合成を促進する資材の使用をお勧めします。

栽培難易度
容易

しっかりとした苗が用意でき、水切れに注意していただければ
成長も早く、栽培は容易です。
水の要求量
◎とても多い
特に夏場の水切れには注意が必要です。

ユーカリの仲間でも水の要求量は非常に多い方です。
希少性
◎まだまだ希少性のある植物です。

ここ数年で苗の流通量はとても多くなりましたが、
樹皮がはがれた発色のある株は非常に珍しいです!
備考
レインボーユーカリは血筋や産地の違う実生苗では
耐寒性が異なりますので、冬場の屋外管理では注意が必要です。

海を隔てた島に自生し、標高の高い場所にも自生しており
地域変異が多くみられると推測されます。

特徴

レインボーユーカリは樹皮が剝がれ、
青、赤、紫、緑、茶色などを魅せ
非常に見た目にインパクトがある植物です。

樹皮は1年に2回前後剝がれ、
剪定をすると葉が展開する前の枝で、無剪定の株と比較して
やや樹皮がはがれやすい傾向を感じます。

樹皮の剝がれ始めが緑色タイプと茶色のタイプがあり、
比較して前者の緑色のタイプは耐寒性が弱く
早期に発色しやすい傾向を感じます。

環境を整えていただければ、是非シンボルツリーとして育てていただきたい植物です。
※地植えする際は近くに構造物や建物がないように注意してください。

栽培情報

①用土配合について

一年を通して高温で降水量の多い地域に自生しているため、
多くの時期を雨ざらしの環境で屋外管理する場合、
水はけを確保しつつも
水持ちの良い用土との相性が良いです。

堆肥質の水持ち・肥料持ちの良い
弱酸性から中性のやや粘土質の用土で良く育ちます

赤玉土6割+腐葉土or植物性堆肥4割をベースに混ぜたもので
栽培可能です。

市販の水はけの確保されたバラの土や観葉植物の土でも代用可能です。
上記の市販の用土でピートモス主体の場合は、くん炭やゼオライト、牛糞堆肥などを混ぜるをお勧めします。

レインボーユーカリは樹勢が強く、株に対してサイズ感の鉢に植えていただければ、
良く育ちます。

②水やりについて

最低気温が10℃を超え、日中暖かくなる時期からゆっくり成長します。
年間通して、一度の水やりは鉢底からたっぷりこぼれだすほど与える必要があります。

※特に生育期は水切れに注意が必要で
一度に水を与える量が少ない場合は支障が出ますが、
たっぷり与える分には問題ありません。

③水やりの目安の頻度
☆12月~2月:1週間に1回

用土の表面が白く乾いた場合も、軽く掘り用土が湿っていたら与える必要はありません。

◎冬時期の水やりは、迷ったら翌日以降に行うようにします。

特に霜がおりる恐れのある厳寒期は、用土が湿った状態だと良くないため、
天気予報を常に確認しながら、
雨や寒い日が近い日には水を与えないようにします。

連日続く雨の場合は、軒下などに取り込むのをお勧めします。


※暖かいお部屋で管理する場合は、新芽も展開し生育するため、用土が乾いたらたっぷりと与えます。
室内管理の場合は日照不足の状態になりやすいため
必ず直射日光の当たる環境で管理する必要があります。


☆6月~9月:毎日1回 株に対して小さな鉢植えの場合、1日2回与えても大丈夫です。
◎暑さの続く時期は迷ったら、水やりをする形で問題ありません。
【毎日基準で問題ありません】

気温が25℃以上の晴れた日は
用土の表面が乾くと、すぐに全体的にも乾きやすくなります。

雨の日でも降水量の少ない際は、水切れになる可能性もあるため、
午前中に雨が上がるような日は注意が必要です。

※レインボーユーカリは水切れによる枯死が最も多い傾向にあります。

☆3月~5月、10月・11月:2日に1回

用土の表面全体が乾いて1日後を目安に与えます。

樹勢に応じて、調整する必要があり
寒い際は与える必要がなく、この時期も
迷ったら与えず、翌日に水やりをすることをお勧めします。

③植え替え・肥料について

鉢内に根が回った際に、2回り前後サイズに鉢増しを行います。
※目安:現在7号鉢の場合、9号鉢または10号鉢植えに鉢増しを行います

レインボーユーカリは非常に成長が早く、水切れに弱いため、
春から初夏に植え替える場合は
成長を見越して大きめの鉢植えに鉢増しをするのをお勧めします。

植え替え時は根鉢を崩さず、そのままの形で用土をたしていきます。

株元の位置も前の鉢植えと同じにします。

追肥は根が安定する、植え替え後2週間を目安に行います。

固形肥料、液体肥料など全ての肥料を与えることが可能で、
レインボーユーカリは樹勢が強いため、化成肥料【窒素10-リン酸10-カリ10】など比較的強めのものがお勧めです。

成長しない時期は肥料を吸収できず、マイナスに働くため、
肥料の効く期間を考慮し、生育期のみ与えます。

発生リスクのある病害虫&対策

レインボーユーカリは樹木類に適用のある農薬が使用可能になります。

比較的病害虫には強いですが、葉っぱに斑点病が発生する場合があります。

斑点病の予防にはペンコゼブ水和剤、予防&治療にはトップジン、
発生した際にはトリフミンなどが効果的です。

堆肥や腐葉土の腐植質の用土を使用する際は、用土の中に
コガネムシやネキリムシなど幼虫の発生のリスクは常にあります。

※農薬使用の場合は、商品パッケージに記載の用法用量は従ってください。


お勧めの殺虫剤:スミチオンやモスピラン(コガネムシやカミキリムシなど大きめな害虫対策)、
ゼンターリ顆粒水和剤(ヨトウムシ対策に有効)
ダイアジノンSLゾル(土壌潅水するとコガネムシ幼虫に有効)

お勧めの殺菌剤:トリフミン(治療目的)、ペンコゼブ水和剤(予防目的)、
トップジンM水和剤やベンレート水和剤(治療&予防目的)

水やりを行う際に葉水をしてあげると、水が苦手なハダニやうどんこ病の予防にもなります。

ベニカxファインスプレー(樹木類に適用あり)など、
殺菌、殺虫効果のある複数の種類の成分が含まれたものがあると
発生時や予防に便利です(^^)

地植えする際の注意点

地植えの適期:4月中旬~6月下旬
※真冬でも霜がほとんどおりない地域のみ可能になります。
【瞬間的な最低気温マイナス4℃~5℃までの地域】

しかし、非耐寒性タイプは地植えは大きな株にならないと難しいです。【こちらの株は冬は1℃以上で管理するのが理想です】


木質化の進んだ株(4号苗以上の株で6号苗以上のサイズが理想)で行います。

秋にも地植え可能ですが、木質化が進んでいない株は越冬できない場合があります。


レインボーユーカリの自生地は赤道直下に自生し、本来日本国内より暖かい環境なため
厳寒期は株元にウッドチップや堆肥を敷き詰め、保温効果を高めてあげると株に優しいです。

寒風が吹き付ける際は、不織布で株を覆ったり、ビニールカバーなどをかぶせてあげると
より安心です。


植え付け時は地面と株元の位置は同じくらいに行い、
株を囲むように周りに土を盛り、株に水が溜まりやすいようにします。


その後たっぷりと水やりを行います。(理想は2回に分けて行う)
※目安として10リットルの水を2回 2回目は10分から15分後に行います。


植え付け後は、酷暑が続く場合以外は水やりをする必要がありません。


生育期は定期的な追肥をすることで、良い成長をします。

※追肥は植え付け2週間程経ってから、しっかり根が安定してから行う必要があります。
用法用量は商品説明に従ってください。


例:IB肥料【窒素10-リン酸10-カリ10】など比較的強めのものがお勧めです。


人間と同じくミネラル分も健康な生育には欠かせないため、ミネラル資材を使用するのも
非常にお勧めです。